3DSと3DS LLは、どちらも3DSソフトを楽しめる携帯ゲーム機ですが、画面の大きさや持ち運びやすさに大きな違いがあります。
中古で購入するのが中心となった現在では、機種の違いだけでなく、本体の状態やサービス終了状況も確認しなければなりません。
この記事では、3DSと3DS LLの違いを比較しながら、今から中古で買うときに後悔しない選び方を分かりやすく解説します。
「New」と付くモデルとの違いも紹介するので、購入前にぜひ確認してください。
3DSと3DS LLを買うならどっちがおすすめ?

3DSと3DS LLの基本的な違いは、画面と本体のサイズです。
どちらが優れているというよりも、どこで、どのように遊ぶかによって適したモデルが変わります。
迷ったら画面が見やすい3DS LLがおすすめ
特にこだわりがなく、自宅でじっくり遊ぶ予定なら、3DS LLが選びやすいでしょう。
上画面は4.88インチ、下画面は4.18インチあり、通常の3DSよりもゲーム画面や文字を大きく表示できます。
RPGの文章、シミュレーションゲームの細かな情報、アクションゲームのキャラクターなどを確認しやすいのがメリットです。
長時間遊ぶ場合も、小さな画面を凝視し続ける負担を抑えやすくなります。
ただし、本体は通常の3DSより大きく、重量も増えます。
寝転びながら本体を持ち上げて遊ぶことが多い人は、重さが気になる可能性があります。
持ち運びや軽さを重視するなら3DS
通勤・通学や旅行などで持ち歩くことが多いなら、通常サイズの3DSが便利です。
折りたたんだ状態がコンパクトで、3DS LLより約100g軽いため、バッグに入れたときの負担も小さくなります。
手が小さい人や、軽い本体を好む人にも通常の3DSが向いています。
一方、画面が小さいため、文字の多いゲームでは見づらく感じることがあります。
3DSと3DS LLの違いを比較

購入前に、画面サイズや重さなどの具体的な違いを確認しましょう。
ここでは、初代のニンテンドー3DSとニンテンドー3DS LLを比較します。
| 比較項目 | ニンテンドー3DS | ニンテンドー3DS LL |
|---|---|---|
| 上画面 | 3.53インチ | 4.88インチ |
| 下画面 | 3.02インチ | 4.18インチ |
| 折りたたみ時のサイズ | 横134×縦74×厚さ21mm | 横156×縦93×厚さ22mm |
| 重さ | 約235g | 約336g |
| 3DSソフト使用時のバッテリー目安 | 約3~5時間 | 約3時間30分~6時間30分 |
| 画面解像度 | LLと同じ | 3DSと同じ |
| 向いている人 | 軽さ・携帯性重視 | 見やすさ・迫力重視 |
画面サイズと見やすさ
3DS LLの画面は、通常の3DSより大幅に大きくなっています。
ゲーム内の文字やアイコンを確認しやすく、映像の迫力も感じやすいことが特徴です。
とくに『モンスターハンター』のように画面内の情報が多いゲームや、『どうぶつの森』『ポケットモンスター』などを長時間遊びたい人には、LLサイズが使いやすいでしょう。
通常の3DSは画面が小さいものの、視線を大きく動かさず上下の画面を確認できます。
小さな画面に慣れている人であれば、十分に遊べるサイズです。
本体サイズと重さ
通常の3DSは約235g、3DS LLは約336gです。その差は約101gあり、片手で持ったときや長時間遊んだときには意外と大きく感じられます。
本体を机や膝の上に置いて遊ぶなら、3DS LLの重さはそれほど問題になりません。
しかし、寝転んだ状態で本体を持ち上げる場合や、頻繁に持ち運ぶ場合は、通常の3DSのほうが快適です。
バッテリー持続時間
公称上のバッテリー持続時間は、3DS LLのほうがやや長くなっています。
ただし、中古本体は使用年数が長いため、購入当時と同じ時間使えるとは限りません。
中古では機種ごとの公称値よりも、実際のバッテリー状態が重要です。
満充電から短時間で電池が切れる、充電中に異常に熱くなる、本体が膨らんでいるといった個体は避けましょう。
画質と解像度
3DSと3DS LLは、画面の大きさが異なる一方で解像度は同じです。3DS LLを選んだからといって、映像の情報量や細かさが増えるわけではありません。
同じ解像度の映像を大きな画面に表示するため、人によっては3DS LLのほうが輪郭の粗さを感じる場合があります。
反対に、通常の3DSは画面が小さい分、映像が引き締まって見えやすいのが特徴です。
細かなドットの見え方を重視するなら3DS、大きく見やすい表示を重視するなら3DS LLと考えると分かりやすいでしょう。
遊べるソフトと基本性能
初代3DSと3DS LLは、本体サイズを除けば基本的な性能や対応ソフトに大きな差はありません。
一般的なニンテンドー3DS用ソフトに加え、多くのニンテンドーDS用ソフトも遊べます。
ただし、どちらも「Newニンテンドー3DS専用ソフト」には対応していません。
遊びたいゲームが決まっている場合は、パッケージに専用表記がないか購入前に確認してください。
今から買うなら「New」モデルも検討しよう

中古売り場では、3DS・3DS LLに加えて、Newニンテンドー3DS・Newニンテンドー3DS LLも販売されています。
名前は似ていますが、機能や対応ソフトが異なるため注意が必要です。
旧3DS・3DS LLでは遊べない専用ソフトがある
Newニンテンドー3DSシリーズには、旧3DS・3DS LLでは起動できない専用ソフトがあります。
数は多くありませんが、遊びたいタイトルが専用ソフトだった場合、旧モデルを購入するとプレイできません。
価格と状態に大きな差がないのであれば、対応範囲の広いNewモデルを優先するのが無難です。
旧モデルを選ぶ場合は、購入予定のソフトが対応しているか必ず確認しましょう。
Newモデルは操作機能も追加されている
Newニンテンドー3DSとNewニンテンドー3DS LLには、CスティックとZL・ZRボタンが追加されています。
対応ソフトでは、視点移動などの操作がしやすくなります。
さらに、顔の位置を認識して3D表示を調整する機能や、amiiboを読み込むためのNFC機能も搭載されています。
3D表示を使いたい人や、対応ゲームを幅広く楽しみたい人にはNewモデルが向いています。
機種名を間違えないように確認する
中古商品の説明で「3DS LL」とだけ書かれていても、旧3DS LLなのかNew 3DS LLなのかは別の機種です。
価格だけで判断せず、商品名と本体背面の表記を確認してください。
- ニンテンドー3DS:初代の通常サイズ
- ニンテンドー3DS LL:初代の大画面モデル
- Newニンテンドー3DS:機能を強化した通常サイズ
- Newニンテンドー3DS LL:機能を強化した大画面モデル
商品写真が少ない通販やフリマでは、出品者が機種名を正確に把握していない可能性もあります。
型番や背面写真まで確認すると、買い間違いを防ぎやすくなります。
目的別におすすめモデルを紹介

どちらを買うか決められないときは、使用する場所や遊びたいゲームから選ぶと判断しやすくなります。
自宅で長時間遊ぶなら3DS LL
自宅で腰を据えて遊ぶなら、画面の大きな3DS LLがおすすめです。
画面内の情報を確認しやすく、RPGやシミュレーションゲームも快適に進められます。
本体の重さが気になる場合は、机やクッションの上に置いて遊ぶと負担を軽減できます。
外出先へ持ち運ぶなら3DS
外出先で遊ぶ機会が多いなら、コンパクトで軽い3DSが便利です。
ケースを含めても荷物を小さくまとめやすく、短時間のプレイにも向いています。
ただし、現在はすれちがい通信を利用する人が当時より少なくなっています。
持ち運びの目的は、すれちがい通信よりも移動中のゲームプレイを中心に考えたほうがよいでしょう。
RPGや文字の多いゲームには3DS LL
長い文章を読むRPGや、細かな数字を確認する育成・シミュレーションゲームでは、3DS LLの大画面が役立ちます。
画面との距離を保ちやすいため、見やすさを最優先する人にはLLが適しています。
状態のよい本体を優先したい人の選び方
現在の中古市場では、「希望する機種の状態が必ずよい」とは限りません。
画面が傷だらけの3DS LLと、動作が安定したきれいな3DSで迷った場合は、状態のよい3DSを選ぶほうが満足できる可能性があります。
モデルの違いだけにこだわらず、画面、ボタン、バッテリー、保証を含めて比較することが大切です。
中古の3DS・3DS LLを買う前のチェックポイント
3DSシリーズは発売から長い年月が経っているため、同じ機種でも本体ごとの状態に大きな差があります。中古購入では、次の項目を確認しましょう。
画面やヒンジの状態を確認する
上画面と下画面に、深い傷、黄ばみ、黒い点、表示ムラがないか確認します。
小さな傷でも、画面点灯時に目立つ場合があるため注意が必要です。
折りたたみ部分のヒンジも重要です。開いたときに大きくぐらつく、角度を維持できない、開閉時に異音がするといった本体は避けたほうが無難です。
ボタンとスライドパッドを確認する
A・B・X・Yボタン、十字ボタン、L・Rボタンが正常に反応するか確認しましょう。
スライドパッドは表面が劣化していることがあり、勝手に入力される症状にも注意が必要です。
可能であれば、ゲームを起動して操作確認できる店舗で購入すると安心です。
通販の場合は、どこまで動作確認されているか商品説明を読みましょう。
バッテリーと充電端子を確認する
バッテリーの持続時間に加え、充電端子の接触も確認します。
ケーブルの角度を変えないと充電できない本体は、端子が劣化している可能性があります。
外装やバッテリーカバーが浮いている場合は、バッテリーが膨張しているおそれがあります。
安全に関わるため、そのような本体は使用しないでください。
付属品と保証条件を確認する
本体価格が安くても、ACアダプターやタッチペン、SDカードが付いていない場合があります。
別途購入すると総額が高くなるため、本体だけでなく付属品まで比較しましょう。
- ACアダプターが付属しているか
- タッチペンが収納されているか
- SDカードが入っているか
- ゲームカードを正常に読み込めるか
- タッチ操作や音声出力に問題がないか
- 本体が初期化されているか
- 初期不良時の返品・交換が可能か
中古ゲーム機の購入に慣れていない人は、個人間取引よりも、保証や返品条件が明確な中古ショップを利用すると失敗を減らせます。
現在の3DSサービス状況にも注意
3DSシリーズは、発売当時と同じサービスをすべて利用できるわけではありません。
2026年10月時点で購入するなら、次の点を理解しておきましょう。
本体の生産と公式修理は終了している
ニンテンドー3DSシリーズの本体は、すべて生産を終了しています。
また、任天堂による3DSシリーズ本体の修理受付も終了しています。
そのため、新品のように見える商品でも、長期保管によってバッテリーが劣化している可能性があります。
故障した場合にメーカー修理へ出す前提では選べないため、購入時の動作確認と販売店保証が重要です。
ダウンロード版ソフトは新規購入できない
ニンテンドー3DSシリーズのニンテンドーeショップでは、2023年3月28日にソフトや追加コンテンツなどの新規販売が終了しました。
これから初めて3DSを買う場合は、基本的にパッケージ版のゲームカードを用意して遊ぶことになります。
ダウンロード版しか存在しないソフトを新しく購入することはできないため、遊びたいタイトルの販売形式も確認してください。
オンラインプレイは基本的に利用できない
3DSソフトのオンラインプレイサービスは、2024年4月9日に終了しました。
オンライン対戦、協力プレイ、ランキング、インターネットを利用したデータ配信などは、基本的に利用できません。
一方、本体を持ち寄って遊ぶローカル通信や、対応ソフトのダウンロードプレイは、オンラインプレイとは別の機能です。
友人や家族と同じ場所で通信する遊び方なら、対応ソフトと正常に動作する本体を用意することで楽しめます。
3DSと3DS LLに関するよくある質問
最後に、3DSと3DS LLを選ぶ際に迷いやすいポイントをまとめます。
3DS LLのほうが画質は悪い?
3DS LLだけ画質設定が低いわけではありません。
ただし、3DSと同じ解像度の映像を大きな画面に表示するため、近くで見るとドットや輪郭の粗さを感じることがあります。
映像の引き締まりを重視するなら3DS、大きさと見やすさを重視するなら3DS LLがおすすめです。
DSソフトも遊べる?
3DSと3DS LLでは、多くのニンテンドーDS用ゲームカードを遊べます。
ただし、ゲームボーイアドバンス用スロットを使う周辺機器や連動機能には対応できません。
また、DSソフトを3DS LLの大きな画面に表示した場合、拡大表示によって映像が少しぼやけて見えることがあります。
気になる場合は、等倍表示に切り替えて遊ぶ方法もあります。
ACアダプターは共通で使える?
3DSと3DS LLは、対応するACアダプターを共通で使用できます。
初代3DSの本体セットにはACアダプターが付属していましたが、通常の3DS LLは基本的に別売でした。
中古品では付属状況が商品ごとに異なります。「本体のみ」と記載されている場合は、対応するACアダプターを別途用意する必要があります。
安い旧モデルを買っても大丈夫?
遊びたいソフトが通常の3DSソフトであり、本体の状態に問題がなければ、旧3DSや3DS LLでも楽しめます。
ただし、New専用ソフトには対応せず、CスティックやZL・ZRボタンも搭載していません。
旧モデルとNewモデルの価格差が小さい場合は、対応ソフトと機能が多いNewモデルを選ぶほうが後悔しにくいでしょう。
反対に、遊ぶソフトが決まっていて旧モデルが大幅に安いなら、状態を確認したうえで選ぶのも一つの方法です。
まとめ
3DSと3DS LLのどちらを買うか迷ったら、見やすさを重視するなら3DS LL、軽さと携帯性を重視するなら3DSを選びましょう。
自宅でRPGや文字の多いゲームをじっくり遊ぶ人には、画面の大きな3DS LLが特におすすめです。
ただし、現在はどちらも中古品が中心で、メーカー修理も終了しています。
機種名だけで決めず、画面、ヒンジ、ボタン、バッテリー、充電端子、付属品、販売店保証まで確認することが大切です。
また、価格と状態が同程度であれば、Newニンテンドー3DSやNewニンテンドー3DS LLも候補に入れてみてください。
遊びたいソフトを先に決め、必要な機能と本体状態を照らし合わせることが、後悔しない選び方です。

