家族でNintendo Switchを使っていると、「購入したソフトを別のユーザーでも遊べる?」「2台の本体で共有できる?」「兄弟で同時プレイできる?」と迷うことがあります。
現在のダウンロードソフトは、主に「バーチャルゲームカード」という仕組みで管理します。
同じ本体の家族が遊ぶことや、2台の本体を切り替えて使うことはできますが、1本のダウンロードソフトを2台で同時に起動することはできません。
また、ゲームソフトを遊べる状態にすることと、セーブデータを別の本体へ移すことは別の手続きです。
この記事では、Switchソフトを共有する方法と、間違えやすい注意点を初心者向けに整理します。
Switchソフトは共有できる?まず結論を確認
Switchソフトを共有できるかどうかは、パッケージ版かダウンロード版か、同じ本体で遊ぶのか、別々の本体で遊ぶのかによって変わります。最初に全体像を確認しましょう。
| 希望する使い方 | 共有できるか | 主な条件 |
|---|---|---|
| 同じ本体の別ユーザーが遊ぶ | できる | バーチャルゲームカードを本体にセットする |
| 購入者が2台の本体を切り替えて遊ぶ | できる | 同じニンテンドーアカウントを連携し、初回ペアリングを行う |
| 1本のソフトを2台で同時に遊ぶ | 原則できない | 同じバーチャルゲームカードの同時起動は不可 |
| ファミリーグループの家族に貸す | できる | 対応ソフトを14日間貸し出せる |
| 3台目以降で購入者が遊ぶ | できる | オンラインライセンスとインターネット接続が必要 |
| 同じセーブデータで続きを遊ぶ | 条件付きでできる | セーブデータお預かりや引っ越しを利用する |
同じ本体ならダウンロードソフトをほかのユーザーも遊べる
ダウンロードソフトのバーチャルゲームカードを本体にセットすると、その本体に登録されているほかのユーザーも遊べます。
たとえば、保護者のニンテンドーアカウントで購入したソフトを、同じ本体にいる子どものユーザーで起動することが可能です。
ただし、年齢制限やみまもり設定が有効になっている場合は、ソフトの対象年齢によって起動が制限されることがあります。
2台の本体では交互に遊べるが同時起動はできない
同じニンテンドーアカウントを2台の本体に連携し、バーチャルゲームカードを利用できる本体としてペアリングすれば、セット先を切り替えて遊べます。
ただし、同じバーチャルゲームカードを2台に同時にセットすることはできません。
一方の本体へセットすると、もう一方の本体ではセットし直すまで遊べなくなります。ソフトやセーブデータ自体が消えるわけではありません。
ソフトの共有とセーブデータの共有は別
別の本体にバーチャルゲームカードをセットしても、セーブデータは自動的に移動しません。
セーブデータは基本的に本体へ保存されるため、続きを遊びたい場合は、対応状況に応じて「セーブデータお預かり」や「セーブデータの引っ越し」を利用します。
Switchのダウンロードソフトを共有する仕組み

現在のSwitchでは、購入済みのダウンロードソフトをバーチャルゲームカードとして管理します。
以前の解説記事とは仕組みが変わっているため、古い設定方法と混同しないことが大切です。
バーチャルゲームカードとは
バーチャルゲームカードとは、ダウンロードソフトや追加コンテンツを、パッケージ版のゲームカードに近い感覚で管理する仕組みです。
遊びたい本体にバーチャルゲームカードをセットすると、その本体内のユーザーがソフトを起動できます。
セット時や取り外し時にはインターネット接続が必要ですが、セット後は基本的にオフラインでも遊べます。
- 1つのニンテンドーアカウントにつき、利用できる本体は2台まで
- 2台目を登録するときは、初回のみ本体同士のペアリングが必要
- 同じバーチャルゲームカードを2台へ同時にセットすることはできない
- セットした本体内のほかのユーザーも遊べる
- 別の本体へセットしてもセーブデータは移動しない
オンラインライセンスとの違い
オンラインライセンスを有効にすると、バーチャルゲームカードがセットされていない本体でも、購入したユーザー本人がダウンロードソフトを遊べます。
3台以上の本体を持っている場合にも利用できる仕組みです。
ただし、オンラインライセンスで遊べるのはソフトを購入したユーザーだけです。
また、起動時を含めてインターネット接続が必要で、長時間オフラインになるとゲームが中断される場合があります。
オンラインライセンスを複数の本体で同時に使うことはできません。別の本体に同じソフトのバーチャルゲームカードがセットされている場合も、同時プレイはできない点に注意してください。
| 項目 | バーチャルゲームカード | オンラインライセンス |
|---|---|---|
| 遊べるユーザー | セットした本体内の全ユーザー | ソフトを購入したユーザーのみ |
| オフラインプレイ | セット後は可能 | 継続的なインターネット接続が必要 |
| 3台目以降での利用 | ペアリングの入れ替えが必要 | 購入者本人なら利用可能 |
| 同時プレイ | 不可 | 不可 |
「いつもあそぶ本体」は現在の仕組みではない
ネット上には「2台目をいつもあそぶ本体に設定する」といった古い情報が残っています。
しかし、「いつもあそぶ本体」の仕組みは2025年4月30日のバーチャルゲームカード導入に伴って廃止されました。
現在は、通常のダウンロードソフトをバーチャルゲームカードで管理します。
「特定ソフトの利用券を共有できる本体」という設定は残っていますが、主に一部サービスの利用券を共有するためのものです。
一般的なダウンロードソフトを共有するために変更する設定ではありません。
購入したダウンロードソフトを2台のSwitchで遊ぶ方法

自宅用と持ち運び用など、2台の本体を使い分けたい場合は、同じニンテンドーアカウントを連携してペアリングします。
初回は2台を近くに用意してください。
事前に準備するもの
2台目の本体へバーチャルゲームカードをセットする前に、次のものを準備します。
- ダウンロードソフトを購入したニンテンドーアカウント
- 1台目と2台目のSwitchまたはSwitch 2
- インターネット接続環境
- 本体同士を近くに置ける場所
- ソフトを保存できる本体またはmicroSDカードの空き容量
両方の本体を最新の状態へ更新し、2台目にも購入者と同じニンテンドーアカウントを連携しておきましょう。
2台目の本体をペアリングする手順
基本的な流れは次のとおりです。画面表示は本体の種類やシステムバージョンによって多少異なる場合があります。
- 2台目のHOMEメニューで「バーチャルゲームカード」を開く
- 購入したニンテンドーアカウントのユーザーを選ぶ
- 遊びたいソフトを選び、「この本体にセットする」を選択する
- 案内に従って1台目の本体を近くに用意する
- 1台目でも「バーチャルゲームカード」を開き、ペアリングを開始する
- ペアリング完了後、2台目にソフトをダウンロードする
初回ペアリングには、インターネット接続と本体同士のローカル通信が必要です。
ペアリングが済むと、2台目にバーチャルゲームカードをセットして遊べるようになります。
離れた場所からセット先を切り替える方法
初回ペアリングを済ませた本体同士であれば、離れた場所にあってもセット先を切り替えられます。
両方の本体をインターネットへ接続し、本体のメニューまたはニンテンドーアカウントの管理画面から操作します。
切り替え後は、新しくセットした本体で遊べるようになり、それまでセットされていた本体では起動できなくなります。
元の本体に戻したいときは、再びセット先を変更してください。
家族にSwitchソフトを貸し出す方法

家族が別のニンテンドーアカウントを使っている場合は、バーチャルゲームカードの貸し出し機能を利用できます。
ただし、誰にでも自由に貸せるわけではありません。
ファミリーグループへの貸し出し条件
購入したバーチャルゲームカードは、同じニンテンドーアカウントのファミリーグループに所属しているメンバーへ14日間貸し出せます。
14日が経過すると、自動的に返却されます。
- 貸し出し先はファミリーグループのメンバーに限られる
- 貸し出し開始時は、本体同士のローカル通信とインターネット接続が必要
- 1人のメンバーに貸せるバーチャルゲームカードは1本まで
- 異なるソフトであれば最大3人へ同時に貸し出せる
- 借りる側が同時に借りられるバーチャルゲームカードは1本まで
- 一部のソフトやサービスは貸し出しに対応していない
借りたソフトは、借りる側の本体内にいるユーザーが遊べます。
返却後もセーブデータは本体に残るため、もう一度借りるか自分で購入すれば、続きから遊べます。
貸し出し中に注意したいこと
貸し出した側は、返却されるまでそのバーチャルゲームカードを遊べません。
家族に貸したまま購入者も同じソフトを遊ぶ、という使い方はできないため、遊ぶ予定を確認してから貸し出しましょう。
14日より前に返却することもできます。ただし、借りた側がプレイ中の場合や、必要な通信環境がない場合は、すぐに返却できないことがあります。
1本のSwitchソフトを2台で同時プレイできる?

家族で本体を1台ずつ持っている場合に、特に気になるのが同時プレイです。
通常のソフト共有と、複数人で一緒に遊ぶ機能は分けて考える必要があります。
同じダウンロードソフトの通常の同時起動はできない
同じバーチャルゲームカードは、2台の本体に同時にセットできません。
また、片方がバーチャルゲームカード、もう片方がオンラインライセンスという組み合わせでも、同じ購入権を使った同時プレイはできません。
以前は特定の設定によって2台同時に起動できたケースがありましたが、現在は仕組みが変更されています。
古いブログやQ&Aに記載された方法を現在の手順として使わないよう注意しましょう。
同時に遊びたい場合は人数分のソフトを用意する
2台を使い、それぞれが自由に同じゲームを起動したい場合は、基本的に2本分のソフトが必要です。次のような組み合わせが考えられます。
- 異なるニンテンドーアカウントでダウンロード版を1本ずつ購入する
- パッケージ版を2本用意する
- パッケージ版とダウンロード版を1本ずつ用意する
オンライン対戦や協力プレイをする場合は、ソフトとは別にNintendo Switch Onlineへの加入が必要になることがあります。
無料でオンラインプレイできるソフトもあるため、各ソフトの商品情報を確認してください。
対応ソフトなら「おすそわけ通信」を利用できる
通常の共有とは別に、対応ソフトでは「おすそわけ通信」を利用できます。
Nintendo Switch 2からソフトをおすそわけし、ソフトを持っていない人と一緒に遊べる機能です。
近くの人とのローカル通信では、Nintendo Switch 2だけでなくNintendo Switchも受け取り側になれます。
ただし、ソフトを送れる本体はNintendo Switch 2のみです。
また、受け取った側が遊べるのは、おすそわけ通信をしている間に限られます。すべてのソフトが対応しているわけではありません。
パッケージ版とダウンロード版の共有方法の違い
家族で共有する前提なら、購入前にパッケージ版とダウンロード版の違いを理解しておくと、使い方に合わない形式を選ぶ失敗を防げます。
パッケージ版はゲームカードを差した本体で遊ぶ
パッケージ版は、物理的なゲームカードを本体に差して遊びます。
家族の本体へゲームカードを差し替えれば、その本体で遊べますが、ゲームカードが1枚しかなければ2台同時には起動できません。
セーブデータはゲームカード内ではなく、それぞれの本体に保存されます。
そのため、同じゲームカードを家族で使っても、基本的にはユーザーごとに別のセーブデータで遊べます。
家族で使うなら遊び方に合った形式を選ぶ
| 比較項目 | パッケージ版 | ダウンロード版 |
|---|---|---|
| 本体の切り替え | ゲームカードを差し替える | バーチャルゲームカードのセット先を切り替える |
| 紛失リスク | ゲームカードを紛失する可能性がある | 物理的な紛失はない |
| 家族への貸し借り | ゲームカードを手渡しできる | ファミリーグループへの貸し出し条件がある |
| 同時プレイ | 人数分のゲームカードが必要 | 人数分の購入権が必要 |
| ソフトの入れ替え | ゲームカードの抜き差しが必要 | 本体のメニューから切り替えられる |
家族間で頻繁に貸し借りしたいならパッケージ版、ゲームカードを持ち歩かず複数のソフトを切り替えたいならダウンロード版が便利です。
ただし、ダウンロード版だから同時に遊びやすいとは限りません。
セーブデータを複数の本体で共有する方法
ソフトを別の本体で起動できても、元の続きから遊べるとは限りません。
セーブデータを移したい場合は、ソフトの対応状況を確認しましょう。
セーブデータお預かりを利用する
Nintendo Switch Onlineの「セーブデータお預かり」に対応しているソフトなら、インターネット上にバックアップしたデータを、同じニンテンドーアカウントを連携した別の本体へダウンロードできます。
- Nintendo Switch Onlineへの加入が必要
- 両方の本体に同じニンテンドーアカウントを連携する
- 最新のセーブデータがバックアップされているか確認する
- 遊ぶ本体へセーブデータをダウンロードする
複数の本体を交互に使う場合は、古いセーブデータを誤ってダウンロードしないよう、プレイ前後にバックアップ状況を確認すると安心です。
セーブデータだけを別の本体へ引っ越す
セーブデータお預かりを利用しない場合でも、本体機能の「セーブデータの引っ越し」で移動できるソフトがあります。
ただし、引っ越しはコピーではなく移動です。送信元の本体からセーブデータがなくなるため、2台に同じ進行状況を残して自由に遊ぶ用途には向きません。
対応していないソフトに注意する
一部のソフトはセーブデータお預かりに対応していません。
対応状況は、HOMEメニューでソフトを選んでオプションを開くか、ニンテンドーeショップの商品情報で確認できます。
また、『あつまれ どうぶつの森』のように、通常とは異なる専用の引っ越し方法やバックアップ方法が用意されているソフトもあります。
大切なデータを移す前に、ソフトごとの案内を確認してください。
Switchソフトを共有できないときの確認ポイント
設定したはずなのにソフトを起動できない場合は、購入状況だけでなく、バーチャルゲームカードのセット先やユーザーを確認しましょう。
バーチャルゲームカードが別の本体にセットされている
同じバーチャルゲームカードをセットできるのは一度に1台だけです。
家族が使っている別の本体にセットされていないか、「バーチャルゲームカード」のメニューで確認してください。
購入したニンテンドーアカウントが連携されていない
購入履歴は本体ではなくニンテンドーアカウントにひも付きます。
別の本体でバーチャルゲームカードの一覧が表示されない場合は、ソフトを購入したニンテンドーアカウントを連携しているか確認しましょう。
家族や友達に購入者のパスワードを教え、アカウントを共同利用する方法はおすすめできません。
家族に貸したい場合は、ファミリーグループと正式な貸し出し機能を利用してください。
ソフトと追加コンテンツの利用条件が合っていない
追加コンテンツだけを持っていても、対応するソフト本編がなければ遊べません。
また、パッケージ版の本編と追加コンテンツの組み合わせでは、追加コンテンツが独立したバーチャルゲームカードとして管理される場合があります。
エディションや地域などが異なると、追加コンテンツを利用できない可能性もあります。
購入前に対象となるソフト本編を確認しましょう。
セーブデータが自動で移動すると思っている
バーチャルゲームカードを切り替えても、セーブデータは元の本体に残ります。
別の本体で最初から始まった場合は、セーブデータお預かりや引っ越しが必要か確認してください。
Switchソフト共有に関するよくある質問
最後に、Switchソフトの共有で疑問になりやすいポイントをまとめます。
友達にもダウンロードソフトを貸せる?
バーチャルゲームカードの正式な貸し出し機能を利用できるのは、同じファミリーグループのメンバーです。
友達がファミリーグループに所属していない場合は、通常の貸し出し機能を利用できません。
購入者のニンテンドーアカウントを友達の本体に登録し、パスワードを共有する行為は、個人情報や購入情報の管理上、大きなリスクがあります。
3台以上の本体でもダウンロードソフトを遊べる?
バーチャルゲームカードを利用できる本体として登録できるのは、1つのニンテンドーアカウントにつき2台までです。
3台目以降はペアリングする本体を入れ替えるか、購入者本人がオンラインライセンスを利用します。
オンラインライセンスでは、購入者以外のユーザーは遊べません。
また、複数の本体で同時に利用することもできません。
SwitchとSwitch 2の間でも共有できる?
Nintendo Switch用ソフトであれば、同じニンテンドーアカウントを連携し、対応条件を満たすことでSwitchとSwitch 2の間でもバーチャルゲームカードを切り替えられます。
ただし、Nintendo Switch 2専用ソフトをNintendo Switchへセットして遊ぶことはできません。
ソフトごとの対応機種を必ず確認してください。
Switchソフトを共有するときは同時プレイとセーブデータに注意
Switchのダウンロードソフトは、同じ本体の家族で遊んだり、2台の本体を切り替えたり、ファミリーグループのメンバーに期間限定で貸したりできます。
一方で、1本の購入権を使って2台で同時に通常プレイすることはできません。
同じゲームを家族それぞれが自由に起動したい場合は、基本的に人数分のソフトを用意する必要があります。
さらに、ソフトを遊べる状態にすることと、セーブデータを移すことは別です。
共有を始める前に、「誰が購入したか」「どの本体で遊ぶか」「同時プレイするか」「同じセーブデータを使うか」を整理し、自分たちの遊び方に合った方法を選びましょう。

