Nintendo Switch 2で遊ぶにあたって、「初代Switchで使っていたプロコンはそのまま使えるのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、Nintendo Switch Proコントローラーは、Nintendo Switch 2でも対応ソフトで使用できます。
そのため、すでにプロコンを持っている方なら、すぐに新型のプロコン2へ買い替えなくても、引き続き活用できる可能性があります。
ただし、旧プロコンはSwitch 2 Proコントローラーと完全に同じように使えるわけではありません。新機能には対応していなかったりと、いくつか注意点があります。
この記事では、初代SwitchのプロコンをSwitch 2で使う方法、できること・できないこと、プロコン2との違い、さらにJoy-Conやドック、ACアダプターなど周辺機器の互換性まで分かりやすく解説します。
初代Switchのプロコンは「スイッチ2」でも使える

初代Nintendo Switch(以下、初代Switch)で愛用されていた純正の「Nintendo Switch Proコントローラー(以下、旧プロコン)」は、新世代ハードである「Nintendo Switch 2(以下、スイッチ2)」でも引き続き使用可能です。
新たに高価な周辺機器を買い直すことなく、使い慣れたコントローラーをそのまま最新ゲームでも使い回せるのは、ユーザーにとって非常に嬉しい仕様と言えます。
しかし、旧プロコンをスイッチ2で使用する際には、無線・有線それぞれの接続仕様や、一部の機能制限について正しく把握しておく必要があります。
手持ちのコントローラーを快適に動作させるためにも、まずは基本的な接続方法や、最初に必要となる登録(ペアリング)の手順を詳しく確認していきましょう。
ワイヤレス・有線ともに接続して使用可能
旧プロコンは、スイッチ2本体に対して、従来のBluetooth規格を利用したワイヤレス(無線)接続と、USB Type-Cケーブルを用いた有線接続の両方に対応しています。
基本的な接続仕様は初代Switchのときから変わっていないため、操作遅延などを気にすることなく、これまで通りの違和感ないプレイ感覚でゲームを楽しむことができます。
また、有線接続の大きなメリットとして、プレイ中にコントローラーの充電を同時に行える点が挙げられます。
スイッチ2本体と旧プロコンをUSBケーブルで繋いでおくだけで、バッテリー切れの心配がなくなります。
さらに、初代Switchで使用していた「ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ 接続タップ」などのUSB接続用周辺機器もスイッチ2で引き続き使用可能であることが公式に発表されており、有線接続の拡張性はしっかりと維持されています。
旧プロコンを自宅のTVモードでじっくり遊びたい場合も、外出先でテーブルモードを使ってワイヤレスで手軽に遊びたい場合も、シーンに合わせた柔軟なプレイスタイルが可能です。
旧プロコンをスイッチ2に登録(ペアリング)する手順
旧プロコンをスイッチ2で初めて使用する際には、本体にコントローラーを認識させる「登録(ペアリング)」作業が必要となります。ワイヤレスで登録する際の手順は以下の通りです。
- スイッチ2のHOMEメニューから「コントローラー」アイコンを選択する
- 「持ちかた/順番を変える」を選択して、ペアリング待機画面を表示させる
- 旧プロコンの上部(USB端子の横)にある、小さな丸い「シンクロボタン」を3〜5秒ほど長押しする
- プロコン下部にあるプレイヤーランプが往復するように点滅し始めたら手を離す
- スイッチ2の画面上に「登録しました」と表示され、プロコンが認識されたらペアリング完了
もしワイヤレスでのペアリングが上手くいかない場合は、スイッチ2本体(またはドック)と旧プロコンをUSB充電ケーブルで直接接続してみてください。
有線で接続するだけで、面倒なボタン操作を挟まずに自動的にペアリングが完了します。
なお、旧プロコンが内部に登録しておける本体の履歴は「1台のみ」です。
そのため、1台の旧プロコンを初代Switchとスイッチ2の2台で行き来させて使い回す場合は、遊ぶ本体を切り替えるたびに毎回このペアリング作業を行う必要がある点には注意してください。
プロコンだけでなく、本体スペックやJoy-Conの新機能、システム全体の互換性など、初代Switchとスイッチ2の細かな違いを詳しく比較したい方は、こちらの記事をご覧ください。
もしプロコンやJoy-Conがスイッチ2に上手く接続できない、またはペアリングできない場合は、原因と具体的な対処法をまとめたこちらの記事を参考にしてください。
旧プロコンをスイッチ2で使うときの機能制限と注意点

旧プロコンはスイッチ2でも問題なく動作しますが、完全に新型コントローラーと同じように機能するわけではありません。
新旧のハードウェア間におけるセキュリティの刷新や通信プロトコル(通信規格)の変更、さらには新ボタンの追加といった物理的な設計の違いにより、いくつかの機能制限が存在します。
プレイを始めてから「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、事前に注意点を整理しておきましょう。
HOMEボタンでの本体スリープ解除(電源オン)ができない
旧プロコンをスイッチ2で使用する上で、最も多くのユーザーが不便に感じる最大の制限が「HOMEボタンによる本体のスリープ解除(遠隔での電源オン)」ができないという点です。
これは任天堂公式サイトの互換性情報でも仕様として明記されています。
初代Switchでは、本体から離れた場所にいてもプロコンのHOMEボタンを長押しするだけで本体を起動し、すぐにゲームを再開できましたが、スイッチ2では通信規格や省電力設計が刷新された影響で、旧プロコンからのスリープ解除電波を受け付けることができません。
そのため、旧プロコンを使ってTVモードなどで遊ぶ際は、一度スイッチ2本体の物理的な電源ボタンを直接押しに行くか、スイッチ2に初期付属している新しい「Joy-Con 2」や、新型の「プロコン2」を使ってスリープを解除してから、操作を旧プロコンに切り替えるというステップが必要になります。
リビングのソファから一歩も動かずにゲームを起動したいプレイヤーにとっては、やや煩わしく感じられるポイントです。
新ボタン(Cボタン・GL/GRボタン)や新振動に非対応
スイッチ2専用に開発された「プロコン2」で新設された便利なハードウェア機能の数々は、当然ながら旧プロコンには搭載されていません。
そのため、旧プロコンで遊ぶ場合は以下のような最新機能の恩恵を受けられなくなります。
- 背面ボタン(GL/GRボタン):コントローラーの背面グリップ部分に2つ追加されたカスタムボタン。ゲームごとにシステムレベルで好きなボタンを割り当て可能ですが、旧プロコンには存在しません。
- Cボタン:オンラインゲーム等でゲームチャットメニューをワンタッチで呼び出せる専用ボタンですが、旧プロコンでは従来のHOMEメニューを経由して操作する必要があります。
- HD振動2:表現力が大幅に向上し、より強力で繊細、かつ音響効果と連動した新振動技術。旧プロコンでプレイした場合は、ゲーム側から出力される新振動の信号が従来の「HD振動」レベルに自動変換・縮小されて出力されます。
- ヘッドホンマイク端子:プロコン2本体に直接ボイスチャット用のヘッドセットなどを挿せる端子ですが、旧プロコンには搭載されていません。
これらの機能がないため、特に高い操作性が求められるFPSやアクションゲーム、オンラインでのチーム対戦を本格的にやり込みたいプレイヤーにとっては、操作性や快適さの面で一歩劣る形となってしまいます。
旧プロコンでは使えないプロコン2の新機能
プロコン2で旧プロコンと大きく違うのは、ゲームチャットを呼び出せるCボタンです。
その他、好きなボタンを割り当てられるGL/GRボタン、ヘッドホンマイク端子、HD振動2、そしてHOMEボタンによるSwitch 2本体のスリープ解除に対応している点です。
旧プロコンでも通常のゲーム操作は可能ですが、これらの新機能は利用できません。
特に、ゲームチャットをよく使う人、背面ボタンで操作を効率化したい人、TVモードで本体を離れた場所からスリープ解除したい人は、プロコン2の方が快適に使える場面が多いでしょう。
新型「プロコン2」との違いは?買い替えるべきか比較

スイッチ2の登場に合わせて、単体でも発売されている新型「Nintendo Switch 2 Proコントローラー(プロコン2)」。
手持ちの旧プロコンを騙し騙し使い続けるべきか、それとも約1万円を投資して新型のプロコン2へ買い替えるべきか、頭を悩ませている方も多いはずです。
そこで、新旧プロコンのスペックや機能、価格の違いを一覧表で比較しました。
| 比較項目 | 旧プロコン(初代) | プロコン2(新型) |
|---|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 7,678円(税込) | 9,980円(税込) |
| サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約152mm × 106mm × 60mm | 約148mm × 105mm × 60.2mm (横幅が4mmスリムに) |
| 重量 | 約246g | 約235g(11g軽量化) |
| 充電時間(稼働時間) | 約6時間(約40時間動作) | 約3時間(約40時間動作) (充電時間が半分に短縮) |
| スリープ解除(電源オン) | × 不可 | 〇 可能(HOMEボタン長押し) |
| 背面カスタムボタン(GL/GR) | × なし | 〇 あり(システムに保存可能) |
| ゲームチャット用Cボタン | × なし | 〇 あり |
| ヘッドホン・マイク端子 | × なし | 〇 あり(3.5mm 4極ステレオ) |
| 振動機能 | 従来のHD振動 | 進化したHD振動2 |
| 初代Switchとの互換性 | 〇 使用可能 | × 使用不可(スイッチ2専用) |
新型のプロコン2は、旧プロコンに比べて価格が約2,300円アップしたものの、全体的な質感や機能面で価格以上の進化を遂げています。
外観はプラスチック感が抑えられ、特殊加工による滑らかな手触りに変更。
横幅が4mmスリムになったことで手の小さな人でも握りやすくなり、11gの軽量化も長時間のプレイにおける手首の疲労軽減に貢献しています。
また、バッテリー容量はスリム化に伴い減っていますが、省電力設計が強化されたため同じ「40時間」の連続稼働を実現し、なおかつ充電時間は従来の6時間から3時間へと大幅に短縮されています。
「とりあえずゲームが動きさえすればいい」「サブ用・2人プレイ用の予備コントローラーが欲しい」という場合は旧プロコンでも十分役立ちます。
しかし、スリープ解除の手間を省きたい方や、背面ボタンを駆使して対戦ゲームを有利に進めたい方、ボイスチャットを快適に行いたい方は、迷わず「プロコン2」へ買い替えることをおすすめします。
なお、プロコン2はスイッチ2専用であり、初代Switch本体では使用できない点だけは購入前に覚えておきましょう。
サードパーティ製(社外品)の互換コントローラーはスイッチ2で使える?

任天堂の純正プロコンはクオリティが高い反面、約1万円と高価であるため、他社から発売されている安価なサードパーティ製(社外品)の互換コントローラーを愛用している、あるいは購入を検討している方も多いでしょう。
これらがスイッチ2で動作するかどうかは、任天堂の公式お墨付きである「ライセンス品」か、そうではない「非ライセンス品」かによって運命が180度異なります。
非ライセンス品は認識されない・使えないケースが多い
ネット通販などで数多く出回っている、任天堂の公式ライセンスを取得していない海外製の格安互換コントローラー(非ライセンス品)は、スイッチ2ではそもそも「全く接続できない」「認識されてもすぐに切断される」「ボタンが異常な挙動を示す」など、正常に使えないケースが多発しています。
スイッチ2ではセキュリティプロトコルが強化されたため、公式ライセンスを持たない非純正品をシステム側ではじく仕組みが導入されていると見られています。
実機検証においては、例外的に「GuliKit Elves 2」のようにアップデート対応等で動作やスリープ解除が一時的に確認された特殊なモデルもありますが、公式の動作保証は一切ありません。
仮に「今のシステムバージョンでは奇跡的に動いている」としても、スイッチ2本体の定期的なシステムアップデートが行われた瞬間に突然完全に認識されなくなるリスクが非常に高いため、これからスイッチ2向けに非ライセンス品を新規購入することは避けるのが賢明です。
ホリパッドなどの任天堂ライセンス品は使用可能
一方で、株式会社HORI(ホリ)などが提供している「ワイヤレスホリパッド for Nintendo Switch」をはじめとした、パッケージに「任天堂ライセンス商品」のマークがついている社外品コントローラーについては、スイッチ2でも基本的に動作することが確認されています。
ライセンス品であれば接続が突然遮断されるリスクがなく、安心して使用し続けることができます。
ただし、これらのライセンス品であっても、旧プロコンと同様に「HOMEボタンでのスリープ解除(遠隔での本体起動)」には対応していないモデルが多いです。
また、サードパーティ製品は「ジャイロ機能はついているが、振動機能やamiibo読み込み用のNFC機能は省かれている」といったように、純正プロコンに比べて一部の機能がカットされることで低価格化を実現しているケースが多く見られます。
購入する際は、自分の遊びたいゲームに必要な機能(ジャイロ、振動、背面ボタンなど)がしっかりと搭載されているかを必ず商品スペック表で確認するようにしてください。
プロコン以外のSwitch周辺機器の互換性まとめ
スイッチ2への移行にあたって、プロコン以外の初代Switch用周辺機器がどれだけ使い回せるのかも気になるところです。手持ちの資産を無駄にしないためにも、主要な周辺機器の互換性を一通りチェックしておきましょう。
Joy-Con:無線で使用できるが本体での充電は不可
初代Switchに付属していた旧Joy-Conも、無線(Bluetooth)接続であればスイッチ2に繋いで遊ぶことができます。ジャイロ操作を用いた複数人でのパーティゲームなどでもそのまま活躍してくれます。
ただし、スイッチ2本体の物理的なスライドレール部分に直接差し込んで「本体から給電・充電する」ことはできません。
これはスイッチ2本体と旧Joy-Conのレール仕様や給電端子の位置に違いがあるためです。旧Joy-Conの充電を回復させるためには、別途「Joy-Con充電グリップ(旧型用)」を用意するか、専用の充電スタンドなどの周辺機器を仲介させて充電を行う必要があります。
完全に本体と一体化させて携帯モードで遊ぶといった使い方は推奨されないため注意してください。
ドック・microSDカード:スイッチ2では使用不可
初代Switch用の「Nintendo Switchドック」や「充電スタンド(フリーストップ式)」は、本体の寸法や端子形状、映像出力の規格変更に伴い、スイッチ2では一切使用できなくなりました。
TVモードで遊ぶ際は、必ずスイッチ2に付属している専用の新しいドックを使用する必要があります。
また、ゲームデータを保存するための「microSDカード」についても注意が必要です。スイッチ2では、より大容量のゲームデータを高速で読み込むため、新世代の超高速規格である「microSD Express」カード専用となりました。
そのため、これまで初代Switchの本体に挿して使用していた従来のmicroSDカードをスイッチ2にそのまま差し替えてゲームデータを移行したり、追加ストレージとして使い回したりすることはできません。スイッチ2でストレージを拡張したい場合は、専用のmicroSD Expressカードを新たに用意する必要があります。
ACアダプター・HDMIケーブル:仕様上、制限あり
初代Switchに付属していたACアダプター(充電器)[HAC-002(JPN)]は、スイッチ2本体の充電や、新型のプロコン2、Joy-Con 2を充電するための電源としてケーブルを挿して使用すること自体は可能です。
しかし、初代ACアダプターは給電パワー(出力電力)が低いため、電力を多く消費する「スイッチ2のTVモード起動」時のドック用電源としては電力が不足し、TVモードが立ち上がらないという制限があります。
そのため、ドック用の電源はスイッチ2付属の新しい高出力ACアダプターを使い、初代のACアダプターは手元での本体直接充電やコントローラーの個別充電用としてのみ使い分けるのが得策です。
また、初代の「ハイスピードHDMIケーブル」もスイッチ2のドックに挿すことは可能ですが、スイッチ2が誇る高画質・高フレームレート(4K出力や滑らかな描写)の性能を100%引き出すためには、スイッチ2に同梱されている最新の「ウルトラハイスピードHDMIケーブル」をテレビと接続して使用する必要があります。
スイッチ2の充電やドックへの給電に適した代用充電器をお探しの場合は、必要な出力条件や安全な選び方を詳しく解説したこちらの記事を参考にしてください。
コントローラー以外のキャリングケースや画面保護フィルム、SDカードなどの周辺機器の互換性や、同時に揃えるべきおすすめアクセサリーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。





