Nintendo Switch 2(スイッチ2)の充電器は、任天堂純正品だけでなく、市販のUSB-C充電器でも代用できるか気になるところですね。
この記事では、市販品の充電器で代用できるかどうか、旧Switch純正ACアダプターとの違いを分かりやすく解説します。
あわせて、充電できないときの対処法なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スイッチ2の充電器は市販品で代用できる

スイッチ2の充電器は、任天堂純正品だけでなく、市販のACアダプターでも代用できます。
ただし、USB-C端子が付いていれば何でもよいわけではありません。
54W以上を出力できる市販のACアダプターであれば、携帯モード・テーブルモード・TVモードを問わず使用できるようになっています。
一方、市販品について個別の動作確認は行っておらず、安定した動作や安全性を保証しているわけではありません。
そのため、代用充電器を選ぶときは、ワット数だけでなく、USB-Cポートの出力仕様、ケーブルの対応電力、国内の安全表示などを確認することが重要です。
迷ったらUSB-C PD対応の65W充電器を選ぶ
スイッチ2用として市販品を購入するなら、USB Power Delivery(USB PD)対応で、USB-Cポートから単体で最大65Wを出力できる充電器が選びやすいでしょう。
条件は54W以上ですが、市販品では60Wよりも65Wクラスの製品が広く販売されています。
65Wは必要条件を上回るため、TVモードまで1台でまかないたい場合の実用的な目安になります。
ただし、製品全体の合計出力が65Wでも、スイッチ2を接続するUSB-Cポートが54W未満では条件を満たしません。
必ず「1ポート使用時のUSB-C出力」を確認してください。
純正ACアダプターは最大60W出力
スイッチ2純正ACアダプターの出力は、5V・9V・15V・20Vの各電圧に対応し、最大出力は20V・3Aの60Wです。
ACアダプターと約1.5mのUSB-C充電ケーブルを分離できる構造になっています。
市販品で代用する場合も、純正品に近い60W以上のUSB-C出力に対応した構成を目安にすると選びやすくなります。
用途別に見る代用充電器の条件

| 充電器の種類 | 本体への直接充電 | TVモード | 選ぶ際の注意点 |
|---|---|---|---|
| スイッチ2純正ACアダプター | 対応 | 対応 | 動作の確実性を優先する人向け |
| 市販の65W USB-C充電器 | 条件を満たせば対応 | 条件を満たせば対応 | 単ポート出力とケーブルを確認 |
| 複数ポート式充電器 | 出力配分による | 出力配分による | 同時使用で54W未満になる場合がある |
| 旧スイッチ純正ACアダプター | 対応 | 非対応 | 本体へ直接接続して使用する |
| 54W未満のスマホ・タブレット用充電器 | 公式条件外 | 公式条件外 | 充電専用でも安定性や速度を判断しにくい |
TVモードでは54W以上の出力が必要
スイッチ2をドックに差し込み、テレビに映して遊ぶ場合は、54W以上を出力できるACアダプターを選びます。
30Wや45Wなどの充電器は、条件を満たしていません。
「最大65W」と書かれた製品でも、USB-Cポートを1つだけ使用した場合に54W以上を出力できることが必要です。
複数の機器を同時に充電すると、スイッチ2側の出力が45Wなどに下がる製品もあります。
携帯モードでも公式条件を基準に選ぶと安心
携帯モードの実際の消費電力は、ゲーム、画面の明るさ、通信状態、接続している周辺機器などによって変動します。
出力の小さい充電器で充電が始まったとしても、プレイ中はバッテリー残量が増えにくかったり、充電時間が長くなったりする可能性があります。
任天堂が市販ACアダプターの条件として明示しているのは54W以上です。
携帯用として失敗しにくい製品を購入したい場合も、USB-C PD対応の65Wクラスを選べば、携帯モードからTVモードまで使い回せます。
スイッチ2のバッテリーが実際に何時間もつのか、満充電までに何時間かかるのかなど、詳しいバッテリー持続時間や充電時間の目安は以下の記事で解説しています。
旧スイッチの純正充電器は充電専用として使える
初代Nintendo Switchの純正ACアダプター「HAC-002(JPN)」は、スイッチ2本体の充電に使用できます。
ただし、電力が足りないためTVモードでは使用できません。
使用するときは、旧スイッチ用ACアダプターをスイッチ2本体の天面または底面にあるUSB Type-C端子へ直接接続します。
すでに持っている充電器を外出用の予備として活用することはできますが、TVモード用の代用品にはならない点に注意してください。
スイッチ2用の代用充電器を選ぶポイント

USB-Cポート単体の出力を確認する
商品ページでは、「合計出力」と「各ポートの最大出力」を分けて確認してください。
たとえば合計100Wの充電器でも、スイッチ2を接続するポートが最大30Wなら、54W以上という条件を満たしません。
購入前に確認したい項目は次のとおりです。
- USB-C出力に対応している
- 1ポート使用時に54W以上を出力できる
- USB PDに対応している
- 20V出力の記載がある
- 複数ポート使用時の電力配分が明記されている
一般的な65W USB-C PD充電器では、20V・3.25Aなどの出力仕様が記載されています。
製品名だけで判断せず、メーカー公式の仕様表まで確認しましょう。
60W以上に対応したUSB-Cケーブルを組み合わせる
ACアダプターの出力が十分でも、ケーブルが高出力に対応していなければ性能を発揮できません。
代用するときは、USB-C端子を両側に備えたUSB-C to USB-Cケーブルを使用し、少なくとも60W以上の給電に対応していることを確認してください。
100Wや240W対応のケーブルを使用しても、ケーブルの対応電力が大きいという理由だけで本体に過剰な電力が流れるわけではありません。
充電器・ケーブル・本体の間で適切な電力をやり取りできる、規格に準拠した製品を選ぶことが大切です。
PSE表示やメーカーのサポート体制を確認する
日本国内で使用するACアダプターを選ぶ際は、PSE表示や届出事業者名を確認しましょう。
ACアダプターは電気用品安全法の対象となる製品です。
極端に安い無名製品は、出力表示が分かりにくかったり、問い合わせ先や保証内容を確認できなかったりする場合があります。
価格だけで選ばず、次の点もチェックしてください。
- メーカー公式サイトで仕様を確認できる
- PSE表示と事業者名が明記されている
- 過電流・過電圧・過熱などへの保護機能がある
- 保証期間と国内の問い合わせ窩口がある
- ケーブルの対応ワット数が明記されている
代用時に注意したい充電器

スマホやiPad用充電器は出力によって判断する
スマホ用やiPad用の充電器だから危険、あるいは必ず代用できる、という判断はできません。
重要なのは名称や対応機種ではなく、USB-Cポートの出力です。
20W・30W・35Wクラスの充電器は、任天堂が市販品に示す54W以上の条件を満たしません。
接続して充電表示が出る場合があっても、TVモードでの使用や安定した充電を前提にはできません。
反対に、ノートパソコン用などの65W以上のUSB-C PD充電器で、必要な出力条件を満たしていれば、代用品の候補になります。
複数ポート充電器は同時使用時の出力低下に注意
複数ポート式の充電器は、スマホやコントローラーもまとめて充電できる点が便利です。
ただし、「最大65W」という表記が、1ポートだけを使用した場合の数値であることも少なくありません。
別のポートにスマホなどを接続した途端、スイッチ2側が45Wや30Wへ下がる製品もあります。
TVモード中はほかのポートを使わないか、複数ポート使用時でもスイッチ2側へ54W以上を割り当てられる製品を選びましょう。
高出力なら必ず使えるとは限らない
100Wや140Wといった大出力の充電器でも、USB-Cポートの対応規格や出力配分、使用するケーブルによっては正常に動作しない可能性があります。
また、任天堂は市販ACアダプターについて個別の動作確認を行っていません。
「Switch 2対応」と書かれた商品名だけを信じるのではなく、メーカーが公開している出力仕様を確認してください。
純正品と市販の代用品はどちらを選ぶべきか
確実性を優先するなら任天堂純正
仕様の確認に自信がない人や、TVモードでの確実な動作を優先する人には、Nintendo Switch 2 ACアダプターが適しています。
公式ストアでの価格は3,980円(税込)で、USB-C充電ケーブルも付属します。
市販の充電器と比べて特別に高額とは限らないため、スイッチ2専用として使用するなら純正品は有力な選択肢です。
小型さや他機器との兼用を重視するなら市販品
市販品は、小型・軽量な製品や、スマホ、タブレット、ノートパソコンと兼用できる製品を選べることがメリットです。
旅行や出張へ持ち運ぶ充電器を1台にまとめたい人には、65W以上のUSB-C PD充電器が向いています。
一方で、充電器とケーブルの仕様を自分で確認する必要があります。
純正品との差額が小さい場合は、価格だけでなく、サイズ、重量、ポート数、保証を含めて比較しましょう。
スイッチ2用として高出力な充電器と合わせて準備しておきたい周辺機器や、初代Switch用のアクセサリーがどこまで使い回せるかの互換性情報は、以下の記事にまとめています。
スイッチ2の充電器を代用するときのよくある質問
100W充電器を使うと本体が壊れる?
USB PD規格に準拠した充電器と適切なUSB-Cケーブルの組み合わせであれば、最大出力が100Wだからという理由だけで、100Wすべてが強制的に本体へ流れるわけではありません。
ただし、高出力であることと製品の安全性は別問題です。規格への対応、PSE表示、メーカーの信頼性、ケーブルの品質を確認してください。
54W未満の充電器ではまったく充電できない?
54W未満でも充電表示が出るケースは考えられますが、任天堂が市販ACアダプターについて案内している条件は54W以上です。
充電速度が遅い、プレイ中に残量が増えない、TVモードが使えないといった可能性があるため、積極的な代用はおすすめできません。
例外として、旧スイッチの純正ACアダプターは、任天堂がスイッチ2本体の直接充電に使用できると明記しています。ただしTVモードには対応しません。
充電できないときはどう対処する?
代用充電器で充電できない場合は、まず出力不足や接続不良を疑いましょう。
次の方法を試してください。
- ACアダプターを本体やドック、コンセントから抜く
- 20秒ほど待ってから接続し直す
- 電源タップを避け、コンセントへ直接接続する
- 電源ボタンを12秒以上押し、本体を完全に電源OFFにしてから起動する
- 別の対応ケーブルで確認する
- ドック背面のACアダプター接続端子を確認する
改善しない場合は、純正ACアダプターで充電できるか確認し、本体、ドック、充電器のどこに原因があるかを切り分けましょう。
まとめ
スイッチ2の充電器は市販品で代用できます。携帯モードからTVモードまで1台で使用したい場合は、任天堂が案内する54W以上の出力を満たすことが必要です。
購入時は、USB-C PD対応の65Wクラスを目安にし、1ポート使用時の出力、20V出力、ケーブルの対応電力、PSE表示を確認しましょう。
複数ポート充電器では、同時使用による出力低下にも注意が必要です。
確実性を重視するなら純正ACアダプター、小型さやスマホ・パソコンとの兼用を重視するなら条件を満たした市販品が適しています。
手持ちの充電器を使う場合も、USB-C端子の有無だけで判断せず、出力仕様を確認してから接続してください。



